意外と多いhave toの10通りの便利な使い方をご存知でしょうか?基本は、英語のmustと同じ様に、不定詞と一緒に使うと、「〜をしなくてはいけない」と言う「必要性」を表しますが、「確率的に高い」事や「推論」を表現することもできます。他にも、「望ましい気持ち」を伝える時、呆れた時や怒った時にも助動詞のhave toは役立ちます。
但し、mustとの違いは、不定文にした時に、you mustn’tは「絶対にしてはいけない」に対して、you don’t have toは「する必要はない」・「〜しなくてもいい」 と言う意味になります。更に、have toにgotを付け加える事もできて、それによってhave got toはより口語でカジュアルな英語になります。
本日は、「必要性」を表すhave toの基本的な使い方を始め、全部で10通りの便利な使い方を、ネイティブ・スピーカーで異文化コミュニケーションの専門家(米・仏・日)である筆者が50選まとめて紹介します!
その前にこちらの記事もお勧めです!→ 先ずはここから覚える動詞haveの9通りの使い方72選
(1) have toの基本的な使い方
- 肯定文で「必要性」・「〜をしなくてはいけません」を表す
- gotを足して、もっと口語でカジュアルな言い方にする
- 否定文で「〜する必要はない」・「しなくてもいい」を表す
- 疑問文で「必要性」・「必須性」を尋ねる
(2) 規則や法律で決められている事を表すhave toの使い方
(3)「確率的に高い」事や「推論」を表すhave toの使い方
(4)「望ましい気持ち」・「〜やった方がいい」を表すhave toの使い方
(5) 意見を述べる時のhave toの使い方
(6)「馬鹿げた」・「正気でない」(考え・行為など)を表すhave toの使い方
(7) 呆れた時や怒った時のhave toの使い方
(1) have toの基本的な使い方
肯定文で「必要性」・「〜をしなくてはいけません」を表す
We have to buy some food for this weekend’s BBQ.
「私たちは今週末のBBQのために食材を買う必要があります。」
We have to follow the rules.
「ルールを守る必要があります。」
I have to go home now.
「家に帰らないといけません。」
I have to get going.
「そろそろ行かなくては。」
He has to finish this report by tomorrow.
「彼は明日までにレポートを終わらせなくてはいけません。」
She has to get ready for her business trip.
「彼女は出張の為の準備をしなくてはいけません。」
I have to improve my communication skills.
「私はコミュニケーション能力を向上させなければなりません。」
We have to find a solution quickly.
「早急に解決策を見つけなければなりません。」
They have to work this weekend.
「彼らは今週末仕事をしなくてはいけません。」
He has to take care of his dog.
「彼は犬の世話をしなければいけません。」
I have to warn you, the boss is in a bad mood this morning.
「警告しておきますが、上司は今朝機嫌が悪いです。」
gotを足して、もっと口語でカジュアルな言い方にする
I’ve got to go home now.
「家に帰らないと。」
We’ve got to get going.
「そろそろ行かないと。」
I’ve got to finish this report by tomorrow.
「明日までにレポートを終わらせないと。」
否定文で「〜する必要はない」・「しなくてもいい」を表す
You don’t have to worry.
「心配する必要はないです。」
We don’t have to wait for him.
「彼を待つ必要はないです。」
It doesn’t have to be so complicated.
「そこまで複雑にしなくてもいいです。」
疑問文で「必要性」・「必須性」を尋ねる
Does the Roomba have to be cleaned regularly?
「ルンバは定期的に商事しないといけないの?」
Do we have to take off our shoes in Japanese houses?
「日本の家では靴を脱ぐ必要がありますか?」
Do you have to leave now?
「もう帰らないといけないの?」
Don’t you have to leave soon?
「もうすぐ出かけなくていいの?」
Don’t we have to wear a tuxedo for the party?
「パーティーにタキシードを着る必要はなかたっけ?」
(2) 規則や法律で決められている事を表すhave toの使い方
All spectators have to wear a mask during the show.
「観客はコンサート中はマスクをしなくては行けません。」
In Japan, we have to drive on the left.
「日本では、左側通行することが法律で定められています。」
You have to pass the test in order to enter this school.
「この学校に入学するには試験に合格しなければなりません。」
(3)「確率的に高い」事や「推論」を表すhave toの使い方
She has to be the most talented artist of our generation.
「彼女は私たちの世代で最も才能のあるアーティストに違いありません。」
Judging by the way he spends money, he has to be the richest man I know.
「お金の使い方から判断すると、彼は私が知っている中で最も金持ちに違いない。」
There has to be some mistake. My name is not Jake.
「何かの間違いに決まっています。私の名前はジェイクではありません。」
(4)「望ましい気持ち」・「〜やった方がいい」を表すhave toの使い方
You have to read this book! It’s life-changing!
「この本は読んだ方がいいよ!人生が変わるよ!」
We have to get together soon!
「近いうちにみんなで集まらなくちゃ!」
You really have to go to the hospital immediately!
「直ぐに病院に行った方がいいよ!」
(5) 意見を述べる時のhave toの使い方
正直な意見を強調したり、求めたりする時
I have to say, I don’t know much about classical music.
「正直に言うと、クラシック音楽に関してはあまり詳しくないです。」
I have to confess, this is my first time playing golf.
「白状するけど、ゴルフをするのは今日が初めてなんだよ。」
I have to admit, Amelia really can throw a party!
「認めざるを得ないね。アメリアはパーティを仕切るのが本当に上手だよ!」
People hate him but you have to admit, his career is quite impressive.
「彼は嫌われ者だけど、キャリアは素晴らしいのは否めないですよね。」
Which team is stronger? I would have to say Team A.
「AチームとBチーム、どっちが強いか?どちらかと言えば、Aチームの方だ。」
I want to hear what others have to say.
「他の人の意見も聞きたい。」
“That’s all I have to say about that.” – Forrest Gump
「話したい事はそれだけです。」- フォレスト・ガンプ
※「言いたい事はそれだけです」・「以上です」という意味にもなります。
I have to say something.
「言いたいことがあります。」・「一言行ってもいいですか。」
Some (important) things have to be said.
「重要な事柄は言わなければなりません。」
(6)「馬鹿げた」・「正気でない」(考え・行為など)を表すhave toの使い方
You have to be crazy to (do that stunt)!
「正気だったらあのスタントは出来ないよ!」
He has to be insane to (come up with an idea like that)!
「そのようなアイデアを思いつくには、彼は頭がどうかしてる!」
You told her the truth? You have to be out of your mind!
「本音を彼女に伝えたの?マジで?」
(7) 呆れた時や怒った時のhave toの使い方
Why does it have to (rain every time we play golf)?
「何でゴルフの日に雨が降らなきゃいけないんだ?」
Why do you have to say such (nasty things)?
「何故そんな酷い事を言わなきゃならないの?」
Do you have to be so (condescending)?
「そんなに卑下する必要ある?」
Do you have to (do that) now?!
「それ、このタイミングでやらなきゃダメなの?」
Do we have to (go) now?
「今行かなきゃダメ?」
What do you have to say for yourself?
「言い訳があるなら言ってごらん。」「どう言うつもり?」
※よく子供を躾ける時に使います。
You’ve got to be joking/kidding!
「冗談でしょ!」・「嘘でしょ!」・「信じられない!」
※他にもこんな表現があります→ 英語で「信じられない!」、「信じがたい」など65選!
The takeaway (要点):
Have toはmustと同じく、「必要性」を表します。但し、mustと違って、否定文にすると「〜しなくてもいい」と言う意味になります(musn’tは「絶対にしてはいけない」と言う意味です)。
また、have toは「確率的に高い」事や「推論」を表すこともできます。更には、自分の意見を述べる時にも使えて、「望ましい気持ち」や「〜やった方がいい」と言う意味合いも伝えることができます。話す時はトーンに気をつけましょう!
口語でカジュアルな英語にするには、have toにgotを付け加えると出来上がりです!この場合、gotはhaveとtoの間に来て、発音する際はhaveを‘veに省略します。友人や親しい人と英語を話す時はhave got toを使ってみましょう!
Thank you for reading until the end! I have to admit, there were so many examples!