英語で、though, althoughは同じ意味になる接続詞ですので、文と文(または節と節)をつなげる単語としてよく使われます。thoughと一緒に、evenやasを使うことが多いので、even thoughやas thoughという表現もよく耳にします。これらの意味と使い方を説明したいと思います。
・though/althoughは主に意味は一緒で、「それでも」、「〜でいながらも」、「なのに」、「だけれども」などの意味になります。例えば:
We enjoyed the concert though it rained that day.
又は
Though it rained that day, we enjoyed the concert.
・though/althoughを使う”ルール”はいくつかあります:
① thoughの前に来る情報(main clause)の方が後に来る情報(subordinate clause)より重要性が高いです。
② 日本語から英語に直訳すると、文の順序が変わりますので、注意が必要です!
③ thoughを文の頭に持ってくる場合、大抵はAlthoughを使います。
④ 話し言葉でthoughが文の一番最後に来ると、カジュアルに部分的な否定ができます。この場合、althoughは使いません。
⑤ thoughと一緒にevenやasをよく使います。even thoughはalthoughより強調した「〜ながらも」・「にもかかわらず」という意味を持っています。
・使い方によって、thoughは「でも」・「とはいえ」・「ただし」と言う意味にもなります。but/howeverの代わりになります。例えば:
I finished my report on time. Although, it’s not perfect.
「私は時間通りにレポートを終えました。ただし、完璧ではありません。」
本日は、althoughとeven thoughなどの例文30選を、講師として18年以上の経験を持つネイティブ・スピーカーで異文化コミュニケーションの専門家(米・仏・日)である筆者が紹介します。
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