「まあまあ」という十分ではないが、一応は満足できる気持ちを英語で伝えようとすると大抵so-soやfineを使っていませんか?気持ちや意見は人や国それぞれ微妙に異なりますので、バリエーションを効かせて感情豊かな表現をしてみませんか?
「まあまあ」はその時の気分だけではなく、映画を見た後の意見や、テストを終えた後の気持ち、腕前なども伝えられます。また、英語ではトーンによってポジティブさにも変化を加えられます。つまり、表現の数にトーンを加えると更に表現豊かな言い方ができるということです!
また、相手を抑えなだめるとき、そしてとりあえずある事をするようにすすめる時に使う「まあまあ」も英語でどう言えばいいのか疑問に思ったことはありますよね?
本日は、シチュエーション別に「まあまあ」を英語で伝えるためのフレーズをネイティブ・スピーカーで異文化コミュニケーションの専門家(米・仏・日)である筆者が60選紹介いたします!下記の表現を声を出して読んでみてください。ニュアンスを感じ取ることができると思います。
(1) How are you?と聞かれた時の「まあまあ」
(2) How was it?と劇、コンサート、本など終わった後の感想を聞かれた時の「まあまあ」
(3) 人の才能、腕、能力に使う「まあまあ」
(4) 教師、上司からの感想の「まあまあ」
(5) 面接、テストなどを受けた後の「まあまあ」
(6) 相手を抑えなだめるときに使う「まあまあ」
(7) とりあえずある事をするようにすすめる時に使う「まあまあ」
(1) How are you?と聞かれた時の「まあまあ」
Fairly well.
Pretty good.
I’m okay.
Not so bad.
「まあまあ元気です。」
I’m more or less okay.
「良かったり悪かったりだよ。」
※more or lessを使うと「曖昧」というニュアンスになります。
Could be better, could be worse.
「良くも悪くもない。」
I can’t complain.
「文句は言えないよ。」
I could be doing worse.
Things could be worse.
「ましな方だよ。」
So-so.
注:この表現を使うとポジティブさは無くなります。
※上記のフレーズの後にI guess…または、I suppose…と加えると少しネガティブさが増します。
例:I’m okay, I guess…
「まあまあ。。。かな?」
※※上記のフレーズの後にconsidering…と加えると、「状況の割には」という意味になります。
例:Not so bad, considering…
「状況の割にはまあまあだよ。」
(2) How was it?と劇、コンサート、本など終わった後の感想を聞かれた時の「まあまあ」
The (movie) was all right.
It was okay.
It was middling.
It was fair to middling.
※fairとmiddlingはどちらも「中くらい・普通」という意味です。
ですので、fair to middlingは「中と中の間」という意味になります。
It was somewhat (interesting).
「まあまあ(面白かったよ)。」
※somewhatを使うことでワンクッション置く感じになります。
It wasn’t so bad.
It wasn’t too bad.
「悪くなかった。」
It was neither good nor bad.
It could have been better, it could have been worse.
Not the best, not the worst.
「良くも悪くもなかった。」
It wasn’t the best but it wasn’t the worst either.
「傑作ではなかったけど、駄作でもなかったよ。」
Nothing out of the ordinary.
Nothing exceptional.
「特に特徴はなかった。普通だった。」
Just a run-of-the-mill (story).
「ごく普通の(話)だった。」
※run-of-the-millは「製粉所・ミルのように」という意味です。
It was (somewhat) mediocre.
It was mediocre (more or less).
「中のやや下くらい(かな?)」
It was (somewhat) tolerable.
It was tolerable (more or less).
「耐えられはしたよ(かな?)」
I was hoping for a slightly better (show).
I expected a little better.
「もう少し期待してたよ。」
I expected a little better from (this writer).
「この(作者)からはもっと期待してた。」
It was reasonably (fun).
「まあまあ(楽しかった)。」
(3) 人の才能、腕、能力に使う「まあまあ」
I am an OK poker player.
I play poker reasonably well.
「ポーカーも腕はまあまあだよ。」
She isn’t so bad at (singing).
I’m reasonably good at (singing).
I’m fairly good at (singing).
「まあまあの(歌の)腕を持ってるよ。」
She has sufficient skills to do his job.
「仕事するには十分のスキルを持っている。」
He is kind of funny.
She is sort of funny.
「まあまあ面白い人だよ。」
His English pronunciation is pretty decent.
「彼の英語の発音はまあまあです。」
(4) 教師、上司からの感想の「まあまあ」
(Your report) is fine.
It’s okay.
「レポートはこれで大丈夫です。」
Your presentation was fairly well done.
「プレゼンはまあまあの出来だった。」
(Your essay) is passable.
「君の論文は最低限の条件を果たしている。」
(Your idea) is acceptable.
「君のアイデアは悪くない。」
You did OK this year.
You did an OK job this year.
「今年の結果はまあまあだったね。」
(5) 面接、テストなどを受けた後の「まあまあ」
I’d say I did okay./ I did fine.
「まあまあの出来だと思う。」
※I’d say~を使うと「個人的には」という意味になります。
It was okay, more or less.
「まあまあだった、多分。」
It was a difficult test. You did fine.
「難しいテストだったけど、良くやったと思うよ。」
The test was kind of (difficult).
The test was sort of (difficult).
「テストはまあまあの難しさだった。」
(6) 相手を抑えなだめるときに使う「まあまあ」
Come, come, don’t be so upset.
Come on now, don’t be so upset.
「まあまあ、そう怒るな。」
Now, now, don’t get too emotional.
「まあまあ、そう感情的にならないで。」
(7) とりあえずある事をするようにすすめる時に使う「まあまあ」
Well, well, let’s go inside first.
OK, OK, let’s go inside first.
「まあまあ、とりあえず中に入りましょう。」
Please, please, after you!
「まあまあ、お先にどうぞ!」
Alright now, let’s have a seat.
Alright then, let’s have a seat.
「まあまあ、座りましょう。」
これだけ表現を知っていれば、「まあまあ」も英語でニュアンスを感じ取ることができると思います。そして、I guess…やconsidering…などを使って、気持ちや感想をワンランク上の的確さで伝えてみましょう!
更に、相手を抑えなだめるとき、そしてとりあえずある事をするようにすすめる時の「まあまあ」を英語でも言ってみましょう。
それからもう一つ!so-so goodは英語では存在しないので、ポジティブな「まあまあ」を英語で伝えるときはIt wasn’t so badの様な表現を使いましょう!
それでは、I hope this article was okay! See you next time!
※このブログの内容は、読者の英語のレベルを問わず紹介されています。場面をイメージして、その場面に一番適したフレーズを覚えてみてください。すべてを覚える必要はありません。自分に一番合う表現や単語から始めてみてください。