now or neverの意味と接続詞orの使い方48選 | Winner's English - 勝負する英語

now or neverの意味と接続詞orの使い方48選

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
接続詞ORの意味と使い方

以前の記事で、等位接続詞を簡単に覚えるFANBOYSを紹介しました。今回の記事では、頭字語FANBOYSのOにあたる、ORのさまざまな使い方について解説したいと思います。

一般的に接続詞ORは、2択以上の可能性や選択を結び付けるために使用されます。日本語では、「A又はB」「どちらも」「どちらか」、「どれか」という意味になります。他にも、ORはある行動や状況がもたらす結果を表す事もできます。例えば、now or never「今でなければ、次のチャンスは一生ない」という意味の表現になります。or else「〜でなければ」)という表現にもORは使われます(ちなみに、or else!を文の最後に付け加えるとおどしに聞こえます)。

「又は」という意味から、OR詳細、説明、言い換えを導入する事ができます。つまり、「別名」「通称」、「略して」という意味にもなる便利な接続詞です。更に、数字と一緒に使うと、OR「約」「〜くらい」「大体」という意味としても用いられます。

本日は、now or neverの意味と接続詞orの使い方48選を、講師として18年以上の経験を持つネイティブ・スピーカーで異文化コミュニケーションの専門家(米・仏・日)である筆者が紹介します。文の最後に付け加えるorの表現集も覚えましょう!


1.「又は」、「どちらも」、「どれも」と言う意味のor
・いくつかの選択、可能性、を表すor
・「どちらも・どれも〜ない」と言う意味のor
2.「どちらか」と言う意味のeither A or Bの使い方
3.「そうしなければ」、「さもなければ」、「そうでなければ」と言う意味のor
4.「言い換えると」、「すなわち」、「つまり」と言う意味のor
5.「約」、「〜くらい」と言う意味のor
6. 後に付け加えるorの表現集
a) or+動詞+主語の使い方
b) or elseの使い方
c) or notの使い方
d) or so it seems/seemedの使い方
e) or ratherの使い方
f) or something like thatの使い方
g) or whateverの使い方
h) more or lessの使い方
i) one way or anotherの使い方
7. orを使う時の注意点

1.「又は」、「どちらも」、「どれも」と言う意味のor

いくつかの選択、可能性、を表すor

Which do you prefer? Tea or coffee?
「紅茶とコーヒー、どちらがいいですか?」

Next vacation, would you like to go to Fiji, Guam or the Maldives?
「次の休暇、フィジー、グアム、又はモルディブに行きたいですか?」

I think lunch or dinner is a good idea.
「ランチかディナーが良いと思います。」
※lunchもdinnerも単数形なので、動詞は単数形に一致させます。

「どちらも・どれも〜ない」と言う意味のor

※否定語の後で使います。

I don’t like fruits or vegetables.
「私は果物や野菜が好きではありません。」

There was no food, water or supplies on the ship.
There were no supplies, food or water on the ship.
「船には食べ物、水、供給のどれもありませんでした。」
注:複数と単数の名詞が二つ以上ある場合、動詞は自分に一番近い名詞と一致させます。

2.「どちらか」と言う意味のeither A or Bの使い方

※AかBかのどちらかを選ぶ事ができますが、両方は選べない事を表します。
注: Either…or…の否定文はNeither…nor…です。

Either I stay or he goes.
「私が残るか、彼が去るかのどちらかです。」

You can order either from Menu A or B, but not from both.
「メニュー A または B のどちらかを注文することはできますが、両方を注文することはできません。」

3.「そうしなければ」、「さもなければ」、「そうでなければ」と言う意味のor

※文の時制によって日本語が少し変わりますが、基本的にORはある行動や状況がもたらす結果を表します。

Hurry up, or you will miss your flight!
「急がないがないと飛行機に乗り遅れるよ!」

Trick or treat!
「駄菓子をくれないとイタズラをするぞ!」

You should eat less sugar, or you’ll gain weight.
「砂糖の摂取量を減らしたほうがいいです、でないと太りますよ。」

She needed the operation, or she would have died.
「彼女は手術が必要だった、さもなければ死んでいただろう。」

He must have known about it, or he wouldn’t have made that decision.
「彼はそれを知っていたに違いありません、そうでなければそのような決断をしなかったでしょう。」

I didn’t know you were coming, or else I would have prepared dinner.
「あなたが来るとは知らなかった。そうでなかったら夕食の準備をしていたのに。」

It’s now or never!
「今しかない!」
※「今やらなければ、次のチャンスはない」という意味の表現です。

4.「言い換えると」、「すなわち」、「つまり」と言う意味のor

※orの元の意味の「又は」から、「通称・別名」、「略して」などとしても使われます。
同義語や
説明を導入して、前言の修正も行えます。

Kilocalories, or Calories, is a unit of energy.
「Kcal、又はカロリー、はエネルギーの単位です。」

Nippon, or Japan in English, is an island country in East Asia.
「ニッポン、又は英語でジャパンは、東アジアの島国です。」

Robert Downey Jr., or RDJ, is famous for playing Charles Chaplin and Iron Man.
「ロバート・ダウニーJr.、通称RDJ、はチャップリンとアイアンマンを演じたことで有名です。」

Our organization is called United Network Command for Law and Enforcement, or U.N.C.L.E. for short.
「我々の組織は国際機関アンクル、略してアンクルです。」

Evelyn, or “Evy” to her friends, is a famous archeologist.
「エヴリン、友人たちからは”イヴィ”は、有名な考古学者です。」

Hello Mr. Bond, or should I say 007?
「こんにちはボンドさん、いや007と呼ぶべきでしょうか?」

5.「約」、「〜くらい」と言う意味のor

Ten or twelve students attended the lecture.
「10、12人の学生が講義に出席した。」

I’ll be able to finish my essay in 4 or 5 days.
「4、5日でエッセイを書き終えることができると思います。」

I think it was nine or ten when you called me.
「あなたが私に電話したのは多分9時か10時でした。」

– How many people came to the party?
「パーティには何人来たの?」
– A dozen or so.
「12人くらいかな。」

6. 後に付け加えるorの表現集

a) or+動詞+主語の使い方

※orの後はYes/Noの疑問文になり、前言の修正などに使います。

That was Tom Cruise waiting at the bus stop! Or was it?
「バス停にいたのはトム・クルーズだった!。。。のかな?」

I locked the door on my way out – or did I?
「外出する際にドアをロックしました – あれ?ちゃんとしたっけ?」

b) or elseの使い方

※おどしなどに使います。

You’d better clean your room, or else!
「部屋を掃除しなさい、さもないと(怒るよ)!」
※子供に忠告する時に親が使います。

Come out with your hands in the air – or else!
「両手を上げて大人しく出て来い、さもないと!」

c) or notの使い方

You can come jogging with us tomorrow morning at 4am – or not! It’s up to you!
「明日の朝、午前4時に一緒にジョギングに来てもいいし、来なくてもいいよ! あなた次第です!」
※提案した後に嫌そうな顔をされた時に、咄嗟にor not!と言う事があります。

She will join us for dinner – or not! My mistake.
「彼女は夕食に参加するでしょう。あっ!しないみたいです。私の勘違いでした。」

d) or so it seems/seemedの使い方

It looks like it’s going to be an easy job – or so it seems.
「簡単な仕事になりそうだ―そう言う風に見える。」

After years of negotiation, the two countries finally achieved peace – or so it seemed.
「長年の交渉を経て、両国はついに平和を達成したかのように見えた。」

e) or ratherの使い方

I will call you next week, or rather, I will call you on Monday.
「来週、というか月曜日に電話します。」

My sister, or rather my sister-in-law, changed jobs last month.
「私の妹、正確には義妹ですが、先月転職しました。」

In the meeting, he explained what the issue is, or rather, what it was.
「彼は会議で何が問題なのか、いや、何が問題だったのかを説明しました。」

f) or something like thatの使い方

Kelly works for a financial company or something (like that).
「ケリーは金融会社か何かに勤めています。」

Since it’s sunny today, why don’t you go for a walk or something?
「今日は天気が良いので、散歩とかに行ったら?」

She said she was busy today or something.
「彼女は今日は忙しいとか何とか言っていた。」

g) or whateverの使い方

You can add lemon, olive oil, mustard, or whatever!
「レモン、オリーブオイル、マスタードなんでも加えても大丈夫です。」

We can meet Monday, Tuesday, weekends, or whatever!
「会うのは月曜、火曜、週末などいつでもいいよ!」

She said she was busy today or whatever.
「彼女は今日は忙しいとか何とか言っていた。」

h) more or lessの使い方

Exercising without a proper diet is a waste of time, more or less.
「適切な食事なしで運動することは、だいたい時間の無駄です。」

The project was a success, more or less.
「プロジェクトはおおよそ成功しました。」

It’s about 10km from here to the station, more or less.
「ここから駅まではだいたい10kmくらいです。」

i) one way or anotherの使い方

We will do our best to finish this project on time one way or another.
「私たちはこのプロジェクトを何としてでも予定通りに完了できるよう最善を尽くします。」

At the party last night, everyone knew each other one way or another.
「昨夜のパーティーでは、誰もが何らかの形でお互いを知っていました。」

化粧水を効率よく肌に届けるルルルンのフェイスマスク

7. orを使う時の注意点

1. orは否定形と動詞と一緒に使います。この時、andは使いません。

例:
There were no supplies, food or water on the ship.⭕️
There weren’t any supplies, food or water on the ship.⭕️
「船には食べ物、水、供給のどれもありませんでした。」
There weren’t any supplies, food and water on the ship.

2. orは選択や可能性の時に使います。「〜と〜」・「〜に加えて」と言いたい時はandを使います。

例:
I will discuss both the meaning and usage of this new word.⭕️
I will discuss both the meaning or usage of this new word.
「この新しい単語の意味と使い方について説明します。」


The Takeaway(要点):

接続詞OR「又は」という意味を始め、文の形によって「どちらか」・「どちらも」という意味でも使えます。また、ある行動や状況がもたらす結果を表す事もできます。更に、OR同義語や説明を導入して前言の修正も行えます。日本語で言うと「言い換えると」「通称」「〜とでも言いましょう」「すなわち」と言う意味になり、更に「約」「〜くらい」と意味でも使えます。

ただし、ANDとは違って、情報を付け足すと言うよりは選択や可能性を表現します。また、Either A or Bを使うと、AかBのどちらかのチョイスになりますので、両方を選ぶ事はできません。もう一つの注意点は、ORは否定形の動詞と一緒に使うという点です。これで、now or neverの意味も納得いきますね!

Thank you for reading until the end! It’s now or never to improve your communication skills!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

Leave a Reply

*

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.

error: Content is protected !!