人生で「後悔」することや「残念」な気持ちになることは少なくはないと思います。やってしまった事や、言ってしまった事を後になって失敗であったと悔やむ時、英語ではどんな表現が使われているのかご存知でしょうか?
英和辞書で「後悔」を調べると、大抵regretと言う単語が出てきます。その他にto be sorryという表現もあります。これは謝る時に使う英語の表現ですので、例えば、自分のしてしまった行動によって相手を傷つけてしまったことを後悔する時などに使えます。
実は、これらに加え、英語で「後悔」の気持ちを表す表現は沢山あります。これらを知って使うことで表現力を上げてより自然な英語が話せるようになれます。
本日は、「後悔」の気持ちを英語で伝える表現とイディオムを、ネイティブ・スピーカーで異文化コミュニケーションの専門家(米・仏・日)である筆者が、58選紹介いたします。
(1) 英語で「後悔」した時や「残念」な時の基本的な表現
(2) I should(n’t) have~を使った英語の「後悔」
(3) If I had(n’t)~+I would(n’t) have~を使った英語の「後悔」
・onlyを使った強調の仕方
(4) I wish I had(n’t)~を使った英語の「後悔」
(5) 「後悔」に関連した英語のイディオム集
(6) 「後悔」していない時の表現
(1) 英語で「後悔」した時や「残念」な時の基本的な表現
Sorry…
「ごめんなさい。」
注:トーンは落ち目です。上げてしまうとキレたトーンになってしまいます。
Sorry to hear about your accident.
「事故のこと聞いて残念です。」
I feel sorry for her.
「彼女が気の毒だ。」
I regret what I said to you earlier.
「先ほどの私の発言を公開しています。」
He expressed deep regret for the decision.
「彼は決断をとても残念に思っています。」
We regret to inform you (that) your application has been unsuccessful.
「残念なお知らせですが,あなたの申込書は受理されませんでした。」
Unfortunately, we weren’t able to try the restaurant you recommended.
「残念ながら、あなたが勧めてくれた店を試すことができませんでした。」
My (sincere/deepest/humble) apologies for the trouble.
「ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。」
I feel guilty about not calling you on your birthday.
「誕生日にあなたに電話をしなくてごめんね(気がとがめる)。」
We think, much to our regret, that the situation won’t improve next year.
「誠に残念ですが、来年の状況は改善されません。」
I have always regretted not paying attention in class.
「学校の授業で集中しなかったことを未だにとても公開しています。」
I’m sorry for not being there when you needed me.
「私のサポートが必要だった時にそばにいなくてごめんね。」
I’m sorry to hear about your loss.
「お悔やみ申し上げます。」
※一般的にI’m sorry to hear about~は「気の毒に」と言う意味になります。
It’s a pity you didn’t come to the party.
「あなたがパーティーに参加できなかったのは残念だね。」
I am so stupid!
I am such an idiot!
I am such a nitwit!*
I am such a doofus!*
I am such a moron!*
「あーっバカなことをしてしまった!」
※自分がバカなことをしてしまった時に使います。
*はとてもカジュアルな表現ですので、友人の間で使いましょう。
That was insensitive of me, sorry!
That was rude of me, sorry!
「私が無関心でした。」
That was silly of me, sorry!
「私がバカでした!」
(2) I should(n’t) have~を使った英語の「後悔」
I should have been more careful.
「もっと気をつけるべきだった。」
I don’t feel very well. I should have stayed home today.
「あまり気分が良くないです。家にいるべきでした。」
You should have talked to her.
「ちゃんと彼女に話すべきだったよ。」
I shouldn’t have said that. I apologize.
「それを言うべきではなかった。申し訳ない。」
I shouldn’t have said anything.
「何も言うべきではなかった。」
I shouldn’t have eaten all that food.
「あんなに食べるべきではなかった。」
(3) If I had(n’t)~+I would(n’t) have~を使った英語の「後悔」
If I had payed more attention in class, I would have learned how to speak English.
「授業でもっと集中していれば、今頃英語を話していた。」
If I had known about that, I would have taken action accordingly.
「そのことを知っていれば、それなりの行動は取った。」
If you had been more careful, it wouldn’t have become such a big problem.
「もっと気を付けていれば、こんな問題までには発展しなかったよ。」
If that incident hadn’t happened, I wouldn’t have made that mistake.
「あの事件が起こっていなければ、間違いはしなかった。」
If I hadn’t said anything, she wouldn’t have gotten so angry.
「私が何も言わずに黙っていれば、彼女もあそこまで怒らなかったと思う。」
onlyを使った強調の仕方
If only I had payed more attention in class!
「もっと授業で集中するべきだった!」
If only I had known about that.
「そのことを事前に知ってさえいれば。」
If only you had been more careful!
「あなたがもっと気を付けていれば!」
If only that hadn’t happened!
「そんなことが起こっていなければ!」
If only I hadn’t said anything!
「何も言わずに黙っていれば(あんなことにはならなかった)!」
(4) I wish I had(n’t)~を使った英語の「後悔」
I wish I had been more careful.
「もっと気をつけるべきだった。」
I wish I had stayed home today.
「今日は家にな残るべきだった。」
I wish I hadn’t said anything.
「何も言うべきではなかった。」
I wish that hadn’t happened!
「そんなことが起こっていなければ!」
I wish you had been more careful!
「あなたがもっと気を付けていれば!」
I wish I were dead…
「死んだほうがマシだよ。。。」
※「後悔の気持ちでいっぱいで死にたい」という風に使えます。
(5) 「後悔」に関連した英語のイディオム集
I’m kicking myself for not making a copy of my file.
「ファイルのコピーをしなかったことを後悔しているよ。」
There’s no use crying over spilt milk.
「今さら悔いても始まらない。」
※直訳すると、「こぼれてしまったミルクについて嘆いても無駄だ」と言う意味になります。つまり、「やってしまったことは仕方ない」というニュアンスになります。
Better safe than sorry.
「備えあれば憂いなし。」
※「後で悔いるより最初から安全でいるのがよい」と言う意味です。
I spoke too soon.
「口を開くのが早すぎたよ。」
※「早とちりしてしまった」と言うことです。
I wish I could turn the clock back so I could do things differently.
「時間をさかのぼることができたら、色々やり直せる。」
My action weighs on my conscience.
「過去にしたことに対して気が済まない。」
I really put my foot in my mouth.
「へまなことをうっかり言ってしまった。」
※自分が言ってしまったことを後悔して恥ずかしい時によく使います。
(6) 「後悔」していない時の表現
I don’t regret a thing!
「何の悔いもない!」
I have no regrets!
「悔いはないよ!」
He has absolutely no remorse whatsoever for what he did.
「彼には反省の色が何一つ見られない。」
If I could, I’d do it again!
「やり直せたら、同じことを繰り返します。」
My conscience is clear.
I have a clear conscience.
「心に一点のやましいところもないです。」
I won’t apologize for my actions.
「自分の行動に対して謝るつもりはありません。」
The takeaway(要点):
自分がしてしまったことを「後悔」した時に使える英語の表現は沢山ありましたね。regretは勿論使えますが、本日出てきたフレーズやイディオムを使って、英語の表現力を上げましょう!
「後悔」に関連した英語のイディオムはそのまま覚えて、シチュエーションに適した時に使ってみましょう。イメージしやすい上、文章を変えずに済むので使いやすいと思います。
英語もなるべく早くマスターして。将来「後悔」しないようにしましょう!
Thank you for reading until the end! Be careful not to put your foot in your mouth!