英語で電話に出るのを上手になりたい方は多いと思います。「英語だと尚更苦労する」と、よく生徒さんに言われます。
相手の顔もジェスチャーも見えないため感情は伝わり辛いですし、何より言葉の選び方に苦戦しますよね。
その上、英語では相手が言っていることが聞き取れないことも多いです。
実は、基本的な電話の会話の場合、国関係なく表現のパターンは決まっています。フォーマルもカジュアルな表現もパターンは決まっているので、覚えてしまえば英語で電話に出ることも、かけることも恐れることはありません。
本日は、英語で電話をする時の7つのビジネス場面に役立つ表現を、ネイティブ・スピーカーで異文化コミュニケーションの専門家(米・仏・日)である筆者が90選紹介いたします!
こちらもどうぞ→「電話」の様々な「対応」に使える英語のフレーズ80選
(1) 英語で電話に出る時の挨拶
(2) 電話で相手の名前を聞く時の英語
(3) 英語で電話をかける時の挨拶
(4) 電話を転送してほしい時の英語
(5) 電話を転送する時の英語
(6) 折り返しの電話をする時の英語
(7) 電話を切る時の英語
(1) 英語で電話に出る時の挨拶
フォーマル編:
Hello, this is (Alter-E-Go Corporation). May I help you?
「はい、こちらはAlter-E-Go社です。(ご用件をどうぞ)」
Good morning/afternoon/evening, (Alter-E-Go Corporation), (Michael Seatbelt) speaking.
「おはようございます。こちらはAlter-E-G社のマイケル・シートベルトです。」
Thank you for calling (Alter-E-Go Corporation). (Michael) speaking. How can I help you?
「お電話ありがとうございます。Alter-E-Go社のマイケルです。(ご用件をどうぞ)」
Hello, (Takeshi Suzuki)‘s office. May I help you?
「はい、こちらはスズキ・タケシさんのオフィスです。(ご用件をどうぞ)」
Hello, Mr./Ms. (Suzuki)‘s office. John speaking.
「はい、こちらはスズキさんのオフィスのジョンです。」
カジュアル編:
Hello?
「もしもし?」
Hello, (Michael) speaking.
「こちらマイケルです。」
Hello, (Michael)‘s phone.
「はい、こちらマイケルの電話です。」
※この表現は自分の携帯ではない時に使います。
Hello, this is the (Yamada) residence.
Hello, (Yamada) residence.
「もしもし、ヤマダ家です。」
Yes?
「はい。」
Hey!/Yo!/What’s up?
「やあ!」
(2) 電話で相手の名前を聞く時の英語
フォーマル編:
May I have your name please?
「名前をお聞きしてもよろしいですか?」
May I ask who’s calling?
Could I ask whom I’m speaking to please?
Can I ask whom I’m speaking to please?
「どちらさまでしょうか?」
May I tell him/her who’s calling?
「どちら様とお伝えすればよろしいでしょうか?」
※電話をつなげる時に使います。
カジュアル編:
Sorry, what’s your name again?
Sorry, I didn’t catch your name.
「すいません、名前をもう一度お願いします。」
Whom am I speaking to?
Who’s calling please?
Sorry, who is this?
「どちらさまでしょうか?」
(3) 英語で電話をかける時の挨拶
フォーマル編:
This is (Michael Helps) speaking. I am calling from (Alter-E-Go Corporation).
Hello, this is (Michael Helps) calling from (Alter-E-Go Corporation).
「マイケル・ヘルプスと申します。Alter-E-Go社から電話をしています。」
Hello, this is (Michael Helps) from (Alter-E-Go Corporation).
「もしもし、Alter-E-Go社のマイケル・ヘルプスです。」
Hello, this is (Michael Helps) calling.
「もしもし、マイケル・ヘルプスです。」
This is (Michael Helps) speaking. I’m calling on behalf of Mr./Ms. (Yamada).
「もしもし、マイケル・ヘルプスです。ヤマダさんの代理でお電話させていただきました。」
This is (Michael Helps) speaking. Mr./Ms. (Yamada) asked me to call you.
This is (Michael Helps) speaking. Mr./Ms. (Yamada) asked me to get in touch with you.
「もしもし、マイケル・ヘルプスです。ヤマダさんに(あなたと)連絡を取るように勧められました。」
Hello, am I calling Mr./Ms.(Yoshida)‘s cellphone?
「もしもし、吉田さんの携帯電話ですか?」
カジュアル編:
Hi (John)! It’s (Ken).
Hey (John). It’s (Ken) calling.
「やあジョン!ケンだよ!」
Hi mom, it’s me.
「やあ母さん。私。」
Hi, how are you? It’s (Ken).
「やあ、元気?ケンだよ。」
Hi, is this (Michael)?
Hi, (Michael)?
「もしもし。マイケル?」
Hi, is this (Michael)‘s cellphone?
「やあ、マイケルの携帯電話ですか?」
(4) 電話を転送してほしい時の英語
フォーマル編:
May I speak to Mr./Ms. (Yamada), please?
May I please speak with Mr./Ms. (Yamada)?
May I talk to Mr./Ms. (Yamada), please?
「ヤマダさんをお願いいたします。」
I would like to speak to Mr./Ms. (Yamada), please.
「ヤマダさんとお話をしたいのですが。」
I’m trying to contact Mr./Ms. (Yamada).
I’m trying to reach Mr./Ms. (Yamada).
「ヤマダさんにお電話を差し上げていますが、こちらの番号でよろしいでしょうか?」
Could I speak to (Will Kinson), please?
I’d like to speak to (Will Kinson), please.
「ウィル・キンソンさんをお願いいたします。」
Could you put me through to (Will Kinson), please?
Could you connect me to (Will Kinson), please?
「ウィル・キンソンさんに繋げていただけますか?」
Could I speak to someone (in Sales)?
「営業部の方と繋げていただけますか?」
カジュアル編:
Can I speak to (Will), please?
Can you put me through to (Will), please?
「ウィルをお願いします。」
Can I talk to (John)?
「ジョンと話してもいいかな?」
Can I speak to someone who (speaks Japanese)?
「日本語が話せる方をお願いします。」
I am trying to get in touch with (Will).
「ウィルはこの番号でよろしいですか?」
This is (Michael) calling for (Saya).
「マイケルですが、サヤ宛の電話です。」
Is (Will) there, please?
Is (Will) in?
「ウィルいる?」
※とてもカジュアルなので家族や本当に親しい相手のみ使ってください。
(5) 電話を転送する時の英語
注:waitは失礼に聞こえるので使わないようにしましょう。
フォーマル編:
Would you mind holding please?
Do you mind holding please?
May I put you on hold?
「少々お待ちいただけますか?」
Could you hold for a moment please?
Just a moment please.
One moment please.
「少々お待ちください。」
Could you hold while I check?
「ただいま確認いたしますので、少々お待ちを。」
Please hold and I’ll put you through.
「少々お待ちください。ただいまお繋げいたします。」
I’ll transfer you to her assistant.
「彼女のアシスタントににおつなぎいたします。」
カジュアル編:
Just a sec.
Hang on a second.
「ちょっと待ってて。」
Let me put you through.
「今つなげるね。」
Let me get him/her for you.
「今代わるね。」
Just a sec. I’ll get him/her.
「ちょっと待って。今代わるね。」
Hang on a sec. Let me see if he is in.
「ちょっと待ってて。今いるかどうか確認するね。」
(6) 折り返しの電話をする時の英語
フォーマル編:
I’m calling back about (the job interview).
「〜の件で折り返し電話をさせていただきました。」
I’m returning (Mr. Smith)‘s call.
「スミスさんからお電話を折り返しさせていただきました。」
(Mr. Smith) called me earlier.
「先ほどスミスさんからお電話をいただきました。」
(Mr. Smith) asked me to call him.
「スミスさんに電話するようにと本人に言われました。」
I was told to return your call.
「そちらかの電話を折り返すようにと言われました。」
カジュアル編:
Sorry I missed your call earlier.
「さっきは電話でれなくてごめん。」
Did you call?
「電話した?」
(7) 電話を切る時の英語
※英語では「失礼いたします」は存在しませんので、bye!で大丈夫です。。
フォーマル編:
Goodbye Mr./Ms. (Tanaka). Thank you for calling.
「田中さん、お電話ありがとうございました。」
I’m sorry, I have another call coming through.
「申し訳ありません、別の回線に電話が入ってきています。」
I’m afraid that’s my other line.
「申し訳ありません、別の電話が入ってきています。」
It was nice talking to you Mr./Ms. (Yamada). Goodbye!
「ヤマダさんとお話できてよかったです。では失礼いたします!」
Thank you, goodbye!
「ありがとうございました!」
I am looking forward to meeting you Mr./Ms. (Tanaka). Bye.
「では田中さん、お会いするのを楽しみにしています。」
カジュアル編:
Thanks for calling. Bye for now.
「電話ありがとう!ではまた!」
I won’t keep you (then)! Bye!
I have to let you go now.
「これ以上は引き止めないよ!それじゃ!」
I’ll talk to you again soon. Bye.
「また近いうちに話そう!それじゃ!」
Okay then! Talk to you soon!
Well, I guess I better get going. Talk to you soon!
「それじゃ!また話そう!」
Okay, bye!
Cheers!
Ciao!
「それじゃ!」
The takeaway:
電話で使われる基本的な英語の表現は場面によって色々ありましたね!まずは、自分がよく出会う場面から使ってみましょう!
それらに慣れたら、他の表現も覚えていきましょう。とりあえず、一度目にしておけば、聞き取れる確率は上がります。
英語で電話をかける場合は、事前に何を伝えたいのかをメモることを勧めます。
最後に、スマイルを忘れずに!ある出前ピザのお店のカウンターの裏にこう書いてありました:
Smile, because the customer can hear it.「笑顔はお客さんに聞こえます(伝わります)。」
不思議なことに、たとえ表情は見えなくても、気持ちは伝わっちゃうのです。感情とボディ・ランゲージは常に関連しているからだそうです。つまり、不安も伝わってしまいます!ですので、本日紹介した電話で使われる英語の表現を一日でも早くマスターしてしまいましょう!
Thanks for reading! I have to go, someone is calling me!