授業中のことです。出席を確認しながら「Student A left, right?」と言った瞬間、クラス全員が左右を確認し始めました。「left=左、right=右」——方向を聞かれたと思ったのです。でも私が言いたかったのは「Student Aはもう早退した、そうだよね?」という意味。同じ綴り、全く違う意味——これがleftという単語の最初の壁です。
さらに、leaveの意味の幅も混乱を生みます。ある日、提出物を持ってきた生徒に「Leave it with me.(預けておいて)」と言ったところ、生徒は書類を持ったまま一緒に歩き出しました。「with me=あなたと一緒に去る」と解釈してしまったのです。leaveには「出発する」だけでなく、「預ける」「残す」「任せる」「放置する」など、9つの意味があります。
本日は、leaveとleftの9つの意味・使い方と例文100選を、講師として18年以上の経験を持つネイティブ・スピーカーで異文化コミュニケーションの専門家(米・仏・日)である筆者が紹介します。ついでに、leaveを含む表現やイディオムもいくつか覚えましょう!
left(左)とleft(過去形)— 同じ綴り、全く違う意味
1.「出発する、(場所)から離れる」という意味のleave/left
2.「置きっぱなしにする、置き忘れる」という意味のleave/left
3.「預ける」・「預かる」・「置いていく」という意味のleave/left
4.「(何かが)残る」という意味のleave/left
5.「(~を)そのままにしておく、放置する」という意味のleave/left
6.「(人を)見捨てる」という意味のleave/left
7.「(人と)別れる」という意味のleave/left
8.「(会社・活動を)辞める」という意味のleave/left
9.「(何かを)任せる」という意味のleave/left
10. leaveを使ったその他のイディオムと表現集
left(左)とleft(過去形)— 同じ綴り、全く違う意味
まず最初に整理しておきましょう。leftには全く異なる2つの用法があります。
left(左)
Turn left at the corner.
「角を左に曲がってください。」
The station is on your left.
「駅は左側にあります。」
left(leaveの過去形・過去分詞)
The train left five minutes ago.
「電車は5分前に出発しました。」
She left her keys on the desk.
「彼女は鍵を机の上に置き忘れた。」
この2つは綴りも発音も全く同じですが、意味は全く別物です。文脈で判断するしかありません。
live と leave の発音にも注意
もう一つのよくある混乱が、live(/lɪv/・住む)とleave(/liːv/・離れる)の発音の違いです。母音の長さが全く違います。
・live → 短い「イ」(/ɪ/)
・leave → 長い「イー」(/iː/)
I live in Tokyo.
「東京に住んでいます。」
I’m leaving Tokyo next month.
「来月東京を離れます。」
1.「出発する、(場所)から離れる」という意味のleave/left

解説:短期間または永久に誰かまたは何かから離れること表します。
I’m leaving the office in 5 minutes.
「あと5分でオフィスを出るつもりです。」
My bus leaves in 10 minutes.
「私のバスは10分後に出発します。」
We will leave from the backdoor so that no one sees us.
「誰にも気づかれないように裏口から出ます。」
Why are you leaving so soon?
「もう帰るの?」
What time do you have to leave tomorrow morning?
「明日の朝何時に出るの?」
She left her parents home by the time she was 18.
「彼女は18歳になった頃には両親の下を離れました。」
We’re heading out. Are you ready to leave?
「そろそろ出発しますよ。準備はいいですか?」
※カジュアルな場面で出発を促すときによく使います。head outとleaveをセットで覚えておくと便利です。
The last train leaves at midnight, so we can’t stay too long.
「終電は真夜中なので、あまり長居はできません。」
※日本の日常生活に直結する表現です。leave+時刻の組み合わせで交通機関の出発時刻を自然に表せます。
2.「置きっぱなしにする、置き忘れる」という意味のleave/left
解説:場所を離れる際に何かを持っていかないことを意味します。ある場所に物を忘れるという意味にもなります。人が他界した時にもleave使う事があります。
You can leave your things in the back of the room.
「部屋の後ろに荷物を置いておくことができます。」
Other people will use this room, so don’t leave any trash behind.
「他の人が使用する部屋ですので、ゴミなどは残さないでください。」
I couldn’t call you because I left my phone at home today.
「今日は携帯電話を家に忘れてしまったので電話できませんでした。」
I think I left my keys on the desk.
「鍵を机の上に置き忘れてしまったと思います。」
Did I turn off the A/C or did I leave it on?
「エアコンを消して出かけたっけ、それとも付けたままにしたっけ?」
Somebody left a bag in the locker room.
「誰かがロッカールームにカバンを置き忘れました。」

⚠️ 文化的注意点
「You can leave your things in the back of the room.」は教室や会議室でよく使われるフレーズですが、leave(置いていく)とleave(その場を去る)を混同すると、全く逆の行動をとってしまいます。
✅ 使っていい場面:荷物を置いていくよう案内するとき・部屋の後ろや指定の場所に荷物を置くよう伝えるとき。
❌ 注意が必要な場面:leaveを「部屋を出る」という意味だけで覚えている場合、このフレーズを聞いて退室しようとしてしまうことがあります。
📌 ポイント:leaveは「置いていく・残す」という意味でも非常によく使われます。文脈(場所+物)を確認する習慣をつけましょう。
3.「預ける」・「預かる」・「置いていく」という意味のleave/left
解説:物を人やクロークに預けたり、人に頼んで伝言を残すという意味でも使います。
Why don’t we leave the kids at your parents’ house this weekend?
「今週末、子供たちをあなたの実家に預けてみませんか?」
You can leave your things with me.
「私があなたの私物を預かるよ。」
May I leave my baggage at the front desk?
「フロントに荷物を預けてもいいですか?」
Can I leave a message for Mr. Smith?
「スミスさん宛に伝言を残してもいいですか?」
Please leave your key at the front desk .
「鍵はフロントにお預けください。」
Please leave a message after the tone.
「発信音の後にメッセージを残してください。」
Please leave your name and phone number and we will call you back.
「お名前と電話番号を残していただければ折り返しご連絡させていただきます。」
He left his business card and asked me to give it to you.
「彼は名刺を置いて、それをあなたに渡すように私に頼みました。」
4.「(何かが)残る」という意味のleave/left
解説:否定文で使うと「残らなくなる」、つまり「足りなくなる」という意味にもなります。また、「何かを全部食べない、全部使わない」などの意味にもなります。
The tomato sauce left a big stain in my shirt.
「トマトソースのせいでシャツに大きなシミが残ってしまった。」
I still have a lot of work left.
「まだ仕事・やることが沢山残っています。」
I don’t have much time left, so I will speak fast.
「時間があまりないので、早口で話します。」
If I lend you money, that won’t leave me enough to buy groceries.
「あなたにお金を貸しても、食料品を買うお金が足りなくなります。」
The problem just happened. That leaves us 48 hours to come up with a solution.
「問題が起きたばかりなので、解決策を見つけるまでに48 時間残っているという事です。」
You leave me no choice but to fire you.
「あなたをクビにする以外の選択肢は残されていません。」
You don’t leave me much of a choice.
「選択肢はこれしかないのですね(この中ら選ぶしかないみたいですね)。」
The political decision left many citizens in worse financial situation.
「この政治的決定により、多くの国民がより厳しい経済状況に陥った。」
The kids ate everything but they left the Brussels sprouts.
「子供たちは全部食べましたが、芽キャベツは残しました。」
Make sure to leave enough water for the rest of the hike.
「残りのハイキングのために十分な水を残しておくようにしてください。」
We ate most of the food but we left you some sandwiches.
「私たちはほとんどの食べ物を食べましたが、サンドイッチをあなたの為に少し残しました。」
My phone has 50% of battery left.
「携帯電話のバッテリーは 50% 残っています。」
Is there any milk left in the fridge?
「冷蔵庫に牛乳は残っていますか?」
Do we have any time left for a Q&A?
「質疑応答の時間は残っていますか?」
5.「(~を)そのままにしておく、放置する」という意味のleave/left

解説:そっとしておく、そっとしてあげるという意味にもなります。
Leave me alone!
「ほっといてくれる?!」
※マイケル・ジャクソンの名曲でもあります。
The children left dinner untouched.
「子供たちは夕食をそのまま残しました。」
My friend is feeling down so I can’t leave him like this.
「落ち込んでいる友達を放っておくわけには行かないよ。」
Please don’t touch anything and leave everything as it was when you came in.
「何も触らずに、入ってきたときの状態のままにしておいてください。」
Please leave the door open. We need to get some fresh air in here.
「空気の入れ替えをしたいので、ドアを開けたままにしてください。」
Just leave things the way they were when you arrived.
「到着したときの状態のままにしておいてください。」
Can you just leave it?
「もうそれはいいから。/しつこくしないで。」
※相手がある話題や問題をしつこく蒸し返すときに使います。Leave me alone!より柔らかいニュアンスです。
I just need some space. Please leave me be.
「少し一人にしてほしいんです。そっとしておいてください。」
※leave me beはleave me aloneより丁寧で穏やかな表現です。感情的に疲れているときや、静かに考えたいときに使います。

⚠️ 文化的注意点
「Leave me alone!」は日本語で「ほっといてくれ!」に対応しますが、英語では文脈とトーンによって意味が大きく変わります。
✅ 使っていい場面:本当に一人になりたいとき・強い口調で相手に距離を求めるとき。映画やドラマでも頻出です(マイケル・ジャクソンの名曲でもあります)。
❌ 注意が必要な場面:職場や初対面の相手に使うと非常に失礼に聞こえます。カジュアルな「ちょっとほっといて」のつもりで使うと、相手を傷つけることがあります。
📌 ポイント:丁寧に一人の時間を求めるときはI need some space.またはCould you give me a moment?の方が無難です。Leave me alone!は感情が高ぶっているときの表現と覚えておきましょう。
6.「(人を)見捨てる」という意味のleave
My friends left me alone in that party!
「パーティ中に友達に見捨てられました。」
You promised you wouldn’t leave me alone in that party!
「このパーティで私を一人にしないって約束したよね!」
He left his wife for a younger woman.
「彼は若い女性のために妻と別れました。」
She left her husband because he was unfaithful.
「彼女は夫が浮気ばかりするので別れました。」

⚠️ 文化的注意点
「He left his wife for a younger woman.」のようなフレーズは英語では事実をそのまま述べる表現ですが、日本語の「妻と別れた」より直接的でドライに聞こえます。
✅ 使っていい場面:第三者について客観的に状況を説明するとき・ニュースや小説など叙述的な文脈。
❌ 注意が必要な場面:当事者の前や感情的な場面でこのフレーズを使うと、冷たく無神経に聞こえることがあります。
📌 ポイント:英語は日本語より感情を言葉に乗せにくい構造です。状況説明としては自然でも、共感を示したいときはI’m sorry to hear that.などを添えましょう。
7.「(人と)別れる」という意味のleave/left
I have to get going, so I’ll leave you to it.
「行かなくちゃいけないので、これ以上は邪魔しないね。」
This is my bus, so I’ll leave you here.
「私のバスが来たので、ここでお別れします。」
I have to leave you here. See you next time!
「ここで別れないと。又今度!」
You can leave me here. I know where the station is from here.
「(見送るってくれるのは)ここまででいいよ。ここからなら駅の場所は分かるから。」
Tom passed away and left a wife and two children.
「トムは妻と二人の子供を残して他界しました。」
It’s time for me to leave. Thank you for having me.
「そろそろおいとまします。お招きいただきありがとうございました。」
※人の家を訪問した後に帰るときの丁寧な表現です。Thank you for having me.とセットで覚えておくと非常に使えます。
8.「(会社・活動を)辞める」という意味のleave/left

解説:何かをやめる、または活動が終わったためにその場を離れることを意味します。
He left the company after working there for 15 years.
「彼は15年間働いた後、その会社を辞めた。」
Bryan left the band in 1998.
「ブライアンは1998年にバンドを脱退しました。」
Some students leave school at 15 or 16 to start working.
「15〜16歳で学校を辞めて就職する生徒もいます。」
Our son left for college last month.
「私たちの息子は先月大学に進学しました。」
※「親元での生活は終了して大学に行く」という意味になります。
She left the project halfway through.
「彼女はプロジェクトの途中で抜けました。」
※仕事やチームから途中離脱するときに使います。quit より柔らかいニュアンスです。
He left on good terms with everyone.
「彼は全員と良好な関係を保ったまま辞めました。」
※退職・脱退の際の「円満退社」に対応する表現です。ビジネス英語で非常によく使われます。

⚠️ 文化的注意点
英語の「I left the company.」は日本語の「退職しました」より温度が低く聞こえます。日本語の退職には「お世話になりました」という感謝と区切りの重さがありますが、英語ではleave a companyは単なる事実の説明です。
✅ 使っていい場面:転職・退職の事実を説明するとき・履歴書や面接での経歴説明
❌ 注意が必要な場面:感謝や惜別の気持ちを伝えたい場面でI left.だけ言うと、冷たく映ることがあります
📌 ポイント:退職の挨拶でも感謝を伝えたいときはIt’s been a great experience working with you all.などを添えると自然です
「会社を辞める」の文化的重さの違い
【仕事と忠誠心】
🇯🇵 日本では転職はかつて「裏切り」に近いニュアンスを持つことがありました。終身雇用の文化の中で、会社を辞めることは重大な決断であり、「お世話になりました」という言葉には深い感謝と区切りの意味が込められています。近年は変わりつつありますが、この感覚は根強く残っています。
🇺🇸 アメリカではキャリアアップのための転職はごく普通のことです。”I left to pursue other opportunities.”(より良い機会を求めて退職しました)はポジティブな表現として受け取られます。会社への忠誠より自己成長を優先することが文化的に受け入れられています。
🇫🇷 フランスでは労働者の権利意識が非常に強く、辞表を出す前に条件交渉をすることも珍しくありません。また、有給消化や退職金の権利をしっかり主張する文化があります。言葉の選び方にも特徴があります。フランス語では「J’ai quitté mon poste.(私はそのポジションを離れました)」という表現がよく使われます。法的な用語である「démissionner(辞職する)」より、自分がどんな役割を担っていたかに焦点を当てた、プロフェッショナルで格調ある表現です。会社そのものより「自分が担っていた職務」から離れるというニュアンスがあり、管理職や公務員がキャリアの節目を語るときに好んで使われます。「辞める」こと自体より、「どう辞めるか」「どんな役割だったか」を言語化する文化が根底にあります。
9.「(何かを)任せる」という意味のleave/left
※leave it to~又はleave it up toがありますが、意味は一緒です。
Leave it to Tom, he is an expert.
「トムに任せれば大丈夫です、彼はプロですので。」
I’ll leave it up to you to make the decision.
「ご判断はあなたにお任せします。」
Leave it to me! I’ll deal with it tomorrow morning.
「任せてください!明日の朝に対応します。」
It’s not for me to say, so I’ll leave it up to your imagination.
「私が言うことではないのでご想像にお任せします。」
I’ve left the document for you to check.
「確認していただくために文書を残しておきました。」
I’ll leave the details up to you.
「細かいところはあなたにお任せします。」
※leave it up to youの応用表現です。会議やプロジェクトで部分的に権限を委ねるときに使います。
Let’s leave that decision to the team.
「その決断はチームに任せましょう。」
※職場でよく使われる表現です。個人ではなくチーム全体に判断を委ねるニュアンスが出ます。
10. leaveを使ったその他のイディオムと表現集
Just leave it be./Leave it alone.
「放っておきなさい。」
Let’s just leave it at that.
「この話はここまでにしておこう。」
I’m taking a leave of absence next month.
「来月は休暇を取る予定です。」
Let’s leave that topic for another day.
「その話題はまた別の日に譲りましょう。」
I went to the party but I was left (out) in the cold.
「私はパーティーに行ったのですが、仲間はずれにされてしまいました。」
There is some leftover in the fridge if you are hungry.
「お腹が空いたら冷蔵庫に残り物があります。」
The groom was left at the altar.
「新婦は新郎を置いて結婚式から逃げました。」
Don’t leave any loose ends (untied).
「問題を中ぶらりんのままにしないでください。」
I will be away for a few days, so I left Tom in charge of the department.
「私は数日間不在にするので、その部署の責任をトムに任せました。」
Everyone exchanged information but Sam was left in the dark.
「誰もが情報を交換しましたが、サムだけ知らされない状態でした。」
We had a meeting but the final decision was left (up) in the air.
「私たちは会議を開きましたが、最終的な決定は保留されました。」
The whole discussion left a bad taste in the mouth.
「議論全体がネガティブな印象を残しました。」
Mr. Smith left a footprint on all of us.
「スミス氏は私たち全員に大きな影響を残しました。」
The sheriff was shot and left for dead in the desert.
「保安官は射殺され、砂漠に放置された。」
His name was left out of the list.
「彼の名前はリストから外されました。」
My father’s farm was left in my care.
「父の農場は私に預けられました。」
Her fate is left in God’s hands.
「彼女の運命は神の手に委ねられています。」
Don’t leave me hanging when I try to high-five you!
「私がハイタッチしようとするとき、そのままにしないでくれる!」
He left us hanging in the middle of the conversation.
「彼は結論。結末を話さないまま急に話をやめました。」
He left the company with a very positive impression.
「彼は非常に良い印象を残して会社を辞めました。」
Let’s win this game and leave on a high note.
「この試合に勝って、良い気分で帰りましょう!」
When negotiating, leave your emotions at the door.
「交渉するときは、自分の感情を脇に置いてください。」
They offered me the job but I’m leaving my options open.
「仕事のオファーが来ましたが、色々考えたいので最終決定はまだです。」
※「選択の自由を保留にしておく」などの意味になります。
I saw the highly anticipated new movie but it left a lot to be desired.
「待望の新作映画を見ましたが、まだ物足りなさがたくさんありました。」
I don’t like to leave things to chance.
「偶然に任せるのは好きではありません。」
Could you leave us the room? I need to talk to Tom in private.
「部屋から出て行ってもらえますか?トムとプライベートで話す必要がある。」
The actor left a mark on the world with his unique acting skills.
「その俳優は独特の演技力で世界に足跡を残した。」
The manager left her on the sidelines for this project.
「マネージャーは彼女をこのプロジェクトから外されました。」
※チームスポーツの表現が由来です。
I have nothing to do with you two, so please leave me out of it.
「お二人とは何の関係もございませんので、巻き込まないでください。」
Leave Out All The Rest – Song by Linkin Park (2007)
2007年のリンキン・パークの名曲
※「大切なこと以外は気にしなくていいから」という解釈になります。
He was left to his own devices.
「彼は自分のやりたいようにやらせてもらいました。/彼は放任されました。」
※監督や指示なしに、自分の判断で行動させてもらうという意味です。ポジティブにもネガティブにも使えます。

⚠️ 文化的注意点
「left to his own devices」は文脈によって意味のトーンが大きく変わります。
✅ 使っていい場面:自律的に仕事を任されているポジティブな状況を説明するとき。例:She works best when left to her own devices.(彼女は自分のペースで仕事をするときが一番パフォーマンスが上がります)。
❌ 注意が必要な場面:子供や部下が放置されているネガティブな状況でも使われます。文脈なしで使うと誤解を招くことがあります。
📌 ポイント:「放任」と「自律」は紙一重。前後の文脈でトーンを調整しましょう。
That’s neither here nor there, but let’s not leave it unsaid.
「本題とは関係ないかもしれませんが、言わずにはいられません。」
※会議やディスカッションで、本筋から外れるけれど重要な点を付け加えるときに使います。
I’ll leave that on the table for now.
「今のところそれは保留にしておきます。」
※交渉や会議で、ある提案や議題を今すぐ決めずに残しておくときに使います。leave something on the tableには「まだ可能性を残しておく」というニュアンスがあります。

⚠️ 文化的注意点
「leave something on the table」は文脈によって意味が変わる重要表現です。
✅ 使っていい場面:交渉で意図的に余地を残すとき・会議で保留事項を示すとき。
❌ 注意が必要な場面:「leave money on the table」は「本来得られたはずの利益を取り逃がす」という別の意味になります。例:We left money on the table by not negotiating harder.(もっとしっかり交渉すれば良かった、損をした)。
📌 ポイント:onの前に何が来るかで意味が変わります。moneyが来たら「機会損失」、提案や議題が来たら「保留」と覚えましょう。
She left her mark on the industry.
「彼女は業界に大きな足跡を残しました。」
※leave a markはleave a footprintと同じ意味で使えます。人・組織・時代など幅広い主語で使える表現です。既存の「left a footprint」「left a mark」と似ていますが、industryとの組み合わせでビジネス文脈での使い方を補足します。
We’ll cross that bridge when we come to it. For now, let’s leave it aside.
「その問題はその時が来たら考えましょう。今のところは保留にしておきましょう。」
※leave it asideは議題や問題を一時的に脇に置くときに使います。会議やディスカッションで頻出です。
Don’t leave yourself out of the equation.
「自分自身のことも考慮に入れてください。」
※leave out of the equationは「計算から外す・考慮しない」という意味のイディオムです。他者のことばかり考えて自分を後回しにしがちな人への助言として使われます。
The Takeaway(要点):
英語の動詞leaveは「離れる」という意味だけでなく、9つの意味やニュアンスを伝えることができます。「預かる」「放置する」「任せる」「出発する」「見捨てる」「辞める」「放っておく」「そっとしておく」「残す」——これだけの意味を持つ単語はそう多くありません。
そしてleaveの過去形・過去分詞はleft。この「left」が「左」と同じ綴りであることが、日本語話者にとって最初の混乱ポイントです。でも今日からは大丈夫。左手でLの字を作れば、left=左。文脈を見れば、left=leaveの過去形。
また、人と道で別れる際にもleaveは使えます。You can leave me here.「ここで下ろしてください。」とタクシーの運転手や送り迎えをしてくれる友人に伝えることもできます。さらに、leaveは日本語の「残す」という意味にも近く、関連する単語にleftover「食べ残し」があります。
これだけのleaveの使い方が理解できれば、イディオムの意味も納得いくと思います。様々なleaveの使い方を覚えて、活用しましょう!
Thank you for reading until the end! I’ll leave you to it!
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