人に「謝る」ことはとても勇気のいることです。ただでさえ難しいのに、英語で「謝る」となると、色々ある表現の中からどれを使えばいいのか悩むことは少なくはないと思います。基本的な謝り方は次の三つです:
- I’m sorry (that) ~
- I’m sorry about ~
- I’m sorry about + ING
- I’m sorry for ~
- I’m sorry for + ING
- I apologize for ~
- I apologize for + ING
英語で「謝る」時の一番使いやすい表現はI’m sorryですが、これは大抵小さいミス(誤解、間違い、思い違いなど)の場合や、人にぶつかって手っ取り早く「謝る」時に使います。つまり、大きなミスを犯した時や、丁寧に謝るには物足りないことがあります。
では、英語で丁寧に「謝る」にはどんな表現を使ったらいいのでしょう?そして、相手が謝ってきたらどう返せばよろしいのでしょう?
本日は、sorryに加え、「謝る」時の英語の表現と返しを、ネイティブ・スピーカーで異文化コミュニケーションの専門家(米・仏・日)である筆者が100選紹介いたします。
(1) sorryを使って「謝る」カジュアルな英語の表現
・軽く謝る時に使える表現
・真剣に謝る時に使える表現
(2) ミスを犯した時に使える丁寧に「謝る」英語の表現
(3)「失礼します」・「失礼ですが」を英語で伝える表現
(4)「謝る」時に使える他のフレーズ集
(5) 相手が「謝った」時に返すフレーズ集
・許す時のフレーズ
・まだ少し起こっている気持ちを伝えるフレーズ
(1) sorryを使って「謝る」カジュアルな英語の表現
軽く謝る時に使える表現
Sorry!
「すいません!・失礼!」
※例えば、人にぶつかった時に使います。
So sorry!
Terribly sorry!
「本当にごめん!」
Oops! Sorry!
Whoops! Sorry!
「おっと・しまった!ごめんなさい!」
Sorry that I couldn’t make it to your party.
「パーティに参加できなくてごめん。」
Sorry about that!
「(さっきは)ごめんなさいね!」
※例えば、人を待たせてしまった時に使います。
真剣に謝る時に使える表現
I’m (so/really/terribly) sorry.
「本当にごめんなさい。」
I’m (so/really/terribly) sorry for being late.
「遅刻して本当にすみません。」
I’m sorry that I couldn’t make it to your party.
「パーティに参加できなくてごめんなさい。」
I wanted to tell you I’m sorry.
「ごめんなさいと言いたかった。」
I can’t say/express how sorry I am.
「謝る言葉が見つからないよ・謝りようがないよ。」
(2) ミスを犯した時に使える丁寧に「謝る」英語の表現
※後悔している気持ちを伝えます。
My sincere/sincerest apologies.
「深くおわび申し上げます。」
My sincere/sincerest apologies for being late.
I do sincerely apologize for being late.
「遅刻をしたことを深くおわび申し上げます。」
Please, accept my sincere/deepest apologies for the inconvenience.
「どうかご容赦ください。」
We apologize for the (train) delay.
「(電車が)遅れたことをお詫びいたします。」
I must apologize for his behavior.
「彼の行動に対して謝らねければいけません。」
I’d like to apologize to you.
「あなたに謝りたいことがあります。」
I’d like to offer my apologies.
「お詫びを申し上げたいです。」
I can’t apologize enough.
「お詫びしなければなりません。」
I owe you an apology.
「お詫びをしなければならない。」
I’d like to apologize for my action.
「私のしたことに対して謝りたいです。」
(3)「失礼します」・「失礼ですが」を英語で伝える表現
Excuse/pardon me.
Pardon.
「(前を)失礼します。」
※人にぶつかったり、避けたりする時に使います。
Pardon?
Excuse me?
「なんとおっしゃいました?」
注:トーンに気をつけないと「はあーっ?!」とキレる風に聞こえてしまう可能性があります。
Excuse/pardon me. Are you Mr. Jenkins?
「すみません。ジェンキンズさんですか?」
Excuse/pardon me for interrupting.
Excuse/pardon me for the interruption.
「割り込んですみません。」
Excuse/pardon me, I need to take this call.
「すいません、電話に出ないと。」
Excuse/pardon me, may I ask a question?
「すいません、質問してもいいですか?」
Can you excuse me for a minute?
Will you excuse me for a minute?
「少し席を外してもいいですか(すぐに戻ります)?」
Would you excuse me? I need to get another drink.
「ちょっと失礼します、飲み物をもう一杯取ってきます。」
こちらの記事もどうぞ→「後悔」の気持ちを英語で伝える表現とイディオム55選
(4)「謝る」時に使える他のフレーズ集
Oops, my fault!
「おっと!悪い!」
Oops! My mistake!
「おっと!私のミスです!」
That was wrong of me.
「私がいけなかった。」
That was wrong of me to accuse you.
「あなたを訴えるのは間違っていた。」
That was rude of me.
「失礼しました。」
※rudeは「無礼」という意味になります。
How rude of me!
「これは失礼!」
That was rude of me to have you kept waiting.
「お待たせてしまって失礼しました。」
It’s all my fault.
It’s totally my fault.
「完全に私のミスだ。」
It was all my fault.
It was totally my fault.
「私のせいだ。」
Oops! My bad!
That’s my bad!
「俺が悪い!」
※北アメリカでよく耳にするとてもとてもカジュアルな表現です。
I was wrong.
「私が間違っていた。」
It was my mistake.
I made a mistake.
「私が間違っていた。」
I’m ashamed of his action.
I’m embarrassed by his action.
「彼の行動が恥ずかしい。」
Please, forgive me for asking you a personal question.
「個人的な質問をしてもよろしいでしょうか?」
Please, forgive me for what I’m about to say.
「失礼な発言になりますが、お許しください。」
I have no excuse.
「言い訳のしようがないよ。」
I have no excuse for what I did.
「私のしたことに対して弁解のしようもない。」
Please forgive me.
I hope you can forgive me.
「許してくれる?」
Please don’t be mad at me.
「怒らないでね。」
How can I make it up to you?
「どうしたら償えるかな?」
I promise I’ll make it up to you!
「必ず償うから!」
(5) 相手が「謝った」時に返すフレーズ集
許す時のフレーズ
Don’t apologize.
No apology is necessary.
「謝ることないよ。」
I (quite) understand.
「分かるよ。」
Don’t worry about it.
No worries.
No problem.
Forget about it.
Don’t mention it.
Don’t sweat it.
「気にすることないよ。」
No harm done.
「何の害もないから大丈夫。」
No harm, no foul.
「害はなかったから、罰もないよ。」
It happens.
These things happen.
You couldn’t help it.
「こういうことは起こるから仕方ないよ。」
Nothing you could have done.
「どうしょうもすることもできなかったよ。」
It’s not important.
It doesn’t matter.
It’s no big deal.
「大したことじゃないよ。」
Never mind.
I don’t mind.
That’s (quite) all right.
It’s (quite) all right.
That’s OK.
That’s (quite) fine.
「気にしてないから大丈夫。」
I’ve already forgotten about it.
Consider the matter forgotten.
Consider the matter closed.
(Let’s) forget about it.
It’s already forgotten.
We’ll say no more about it.
「もう忘れたよ。」
Water under the bridge.
「もう水に流したよ。」
※「過ぎてしまったこと」を指します。
まだ少し怒っている気持ちを伝えるフレーズ
Whatever…
「どうでもいいよ。」
You should be.
You better be.
「後悔してるべきでしょう。」
Well, that’s not good enough.
「(そんな誤り方じゃ)物足りないなー。」
Don’t do it again.
「二度とするなよ。」
OK, but I’m not happy about this.
「いいけど、機嫌が直ったわけじゃないからね。」
OK, but I’m still upset about this.
「いいけど、まだ怒ってるからね。」
The takeaway(要点):
英語で「謝る」時のフレーズは状況や場面によって色々ありましたね!今後はI’m sorryだけではなく、本日紹介された表現の中から選んで一番適した謝り方をしましょう。これらを上手に使い分けることでより英語で相手に自分の気持ちを伝えられようになります。
更に、相手が英語で謝ってきたら、許す時の表現とまだ少し怒っている時の表現も紹介いたしました。これで、感情のレベルも上手に表現することは出来ると思います。使ってみて、一番しっくりくるフレーズをマスターしましょう!
最後にブルース・リーの名言で締めたいと思います。
“Mistakes are always forgivable, if one has the courage to admit them. ” – Bruce Lee
「失敗は、それを認める勇気さえあれば、いつでも許されるものだ。」- ブルース・リー
Thanks for reading until the end!