接続詞(正確には等位接続詞)butは以前の記事で紹介したFANBOYSのBにあたります。等位接続詞は単語と単語、句と句、節と節を繋ぐときに使われる接続詞の一種で、複文と重文(complex sentences)が作れます(つなぐ2文は並列構造を守ります)。また、not only…but (also)という表現も接続詞のbutを使っています。
接続詞butは、althoughやhoweverと置き換える事がありますが、いくつか注意点があります:
- butは文の冒頭には来ません。
- butの方がカジュアルな印象を与えます。
- 文章を書く際はカンマのある・なしも重要です。
さらに、ネイティブ・スピーカーからすると、A although BをB although Aに変えると、文の意味に違和感を感じる時があります(althoughは従属接続詞の為、AとBの依存性が入れ変わってしまいます)。butの場合、文の意味は変わってもその違和感がなくなります。説明だとイメージしづらいので、例文をこの記事で紹介します。
本日は、接続詞butとnot only butの意味と例文32選を、講師として18年以上の経験を持つネイティブ・スピーカーで異文化コミュニケーションの専門家(米・仏・日)である筆者が紹介します。
後半は、but、althoughとhoweverの違いとよく見かける間違いも紹介します!