以前の記事で、等位接続詞を簡単に覚えるFANBOYSを紹介しました。この記事では、頭字語FANBOYSのNにあたる、norの使い方について解説したいと思います。
文を作る際、norの位置がよく分からなくなると生徒達によく言われます。それは、日本語から英語に文を訳すと、単語の順序が変わってしまうからです。次の4点に気を付ければnorは簡単に使えます:
- 大抵は否定的な文と一緒にnorは使います。例えば、neitherやnotの後にnorが来ます。
- neither…norやnot…norを使う時は、norの前後の文の「並列構造」を保ちます。これは、全体の文の「バランス」が重要だからです。例えば、neitherの後に名詞句が来れば、norの後にも名詞句が来ます。
- 独立節を二つ繋げて文を書く場合、norの前に大抵カンマが必要ですが、喋る時は気にしません。
- norはorと同じように、何度でも同じ文で使えます。
本日は、英語のテストによく出る接続詞norの使い方と例文42選を、講師として18年以上の経験を持つネイティブ・スピーカーで異文化コミュニケーションの専門家(米・仏・日)である筆者が紹介します。よくある間違ったneither…norの使い方も最後にいくつか解説します。