以前の記事で、接続詞(等位接続詞)butの意味と使い方を紹介しました。butはそれ以外にも前置詞、副詞、名詞としても使われ、その使い方によって意味が変わります。
butが前置詞の場合、後に来るのは大抵名詞や代名詞になりますが、この時、butはall、everyone、anywhere、nothingなどの単語と一緒に使って、「〜を除いて」・「〜以外は」と言う意味の表現が作れます。
butは副詞と名詞としても存在します。副詞のbutを使う場合、「ただの」・「単なる」・「〜にすぎない」と言う意味になり、only、just、merelyの代わりに使えます。また、文の強調としても用いる事も可能です。名詞butを使った表現は多くありませんが、「でも何?」、「言い訳はしないで」・「屁理屈はいいから」と言う意味の表現があります。
butは他にも、but then (again)「一方で」、I can’t help but「~せざるを得ない」、last but not least「最後になりますが」などの決まった表現にも含まれています。
本日は、講師として18年以上の経験を持つネイティブ・スピーカーで異文化コミュニケーションの専門家(米・仏・日)である筆者が、前置詞、副詞と名詞のbutの上手な使い方と表現79選を紹介します。