以前、afterを使いこなすための様々な表現とその意味75選という記事を書きました。afterの逆はbeforeが思いつくと思いますが、意味を和英辞書で調べると、「〜の前に」、「~に先立って」、「~を前にして」や「面前で」と記載されています。これらは前置詞としてbeforeを使った場合で、時間的に一連の出来事を説明する際に使ったりします。場所的に「聞き手の前で」や「これから先」という意味にもなります。
beforeは他にも副詞や接続詞としても使われます。それによって意味と使い方が変わってきます。副詞のbeforeは、時間的に「以前に」、「前に」、などの意味になりますが、ago、backやaboveと間違えられる事があります。そして、接続詞のbeforeは、二つの出来事のうち、二番目の出来事が最初の出来事のすぐ後に起こったことを示唆しています。
本日は、前置詞、副詞と接続詞のbeforeを使いこなす例文45選を、講師として18年以上の経験を持つネイティブ・スピーカーで異文化コミュニケーションの専門家(米・仏・日)である筆者が解説します。ついでに、beforeを使ったイディオムと表現も紹介します。