現在完了形は、過去に始まり現在に続く出来事に対してよく使用される英語の時制ですので、「今まで」などの意味になります。ただし、他にも「ごく最近起こった出来事」、「過去に複数回完了し、再び起こり得る一連の出来事」や「完了することが期待されている未完了の出来事・行動・行為」など、他にもいくつかの用途があります。更に、「時の経過による変化」その一つです。
過去に始まってまだ完了していない進行中の行動・行為・出来事を表しますので、現在完了形はsinceとよく一緒に使います。また、否定文では、not…yetやneverと一緒に使うことが多く、「まだ」や「今まで〜ない」などの意味になります。
文法の面では、現在完了形は助動詞のhas(またはhave)と主動詞の過去分詞を使用して作ります。たとえば、visitを現在完了形で使いたい場合は、I have visitedと言います。この様に、この時制は「経験」を説明することもできます。
本日は、英語の現在完了形の8つの使い方と疑問文を含む例文40選を、講師として18年以上の経験を持つネイティブ・スピーカーで異文化コミュニケーションの専門家(米・仏・日)である筆者が紹介します。最後には、現在完了形とよく間違えられるhave got (to)の使い方と現在完了形が使えないパターンも説明します。