英語の動詞tasteの語源を調べると、古期フランス語のtaster(現在のtâter)から来ていて、「触る」・「撫でる」・「手のひらで軽くたたく」と言う意味です。tasteは「味見する」と言う風にも使われて来ましたが、元の意味は「体験」に近かったのです。日本語でも、「経験」を表す際は「勝利・屈辱を味わう」と言う様な言い方をしますね。更に、tasteは英語で「味」や「体験」だけではなく、「好みも」や「センス」を表す事もできます。
しかし、「味」を表す際は、flavorと言う単語もあります。そして、「後味」はaftertasteと言います。では、「風味」の場合は何と言うのでしょう?例文を通してflavorとtasteの違いもこの記事で明らかにしたいと思います。
本日は、ネイティブ・スピーカーで異文化コミュニケーションの専門家(米・仏・日)である筆者が、「味」や「体験」を表すtasteの5通りの意味32選を紹介します。ついでにtasteを使ったイディオムもいくつかあります!