英語でuntilとbyの区別が分かりづらいと良く言われます。その理由の一つが「まで」を英語に直訳しようとするからです。しかし、はっきりした違いがあります。
一つ目は意味の違いですが、untilは日本語の「まで」と言う意味になるので、「ある期限までの継続性」を意味します。それに対して、byは「までに」と言う意味になりますので「締め切り」などを表します。すると、untilとbyと一緒に使える動詞も違ってきます。
もう一つのbyとuntil違いは使い方にあります。byは前置詞として使いますが、untilは前置詞と接続詞として使われます。つまり、接続詞のuntilは句と句(又は節と節)を繋げる事ができて、複文が作れます。前置詞のuntilとbyは名詞(又は名詞句)が後に来ます。
また、untilを使う注意点がいくつかあります。特に、untilは「時間」に関連しているので、量や距離の「まで」は表せません。これらの場合、untilを使わず、as far asやup toなどを使います。
本日は、簡単な例文で見分けるuntilとbyの違いと使い方50選を、講師として18年以上の経験を持つネイティブ・スピーカーで異文化コミュニケーションの専門家(米・仏・日)である筆者が解説します。