英語でanyoneとsomeoneの使い方の区別がいまいちハッキリしないとよく言われます。特に疑問文になると、anyoneとsomeoneはどちらも 「誰か」と言うふうに訳せるからです。肯定文や否定文では違いは明らかですが、疑問文になると微妙なニュアンスの違いがあります。簡単に説明すると、anyoneの方がsomeoneより幅広いイメージになります。また、someoneは「大物・偉大な人」と言う意味としても使われることがあります。
まず、anyoneは「多数いる人の中の誰でも」・「いかなる人も」と言う意味も含まれていて、someoneは「ある人・或る人」(a person)と言う意味になります。つまり、someoneの方がanyoneより若干「具体的な誰か」と言う意味になります。特に疑問文の場合、someoneを使うと、その質問に対しての答えは微妙に「特定の人」がいる事を示します。
本日は、anyoneとの違いを含め、someoneの使い方70選を、講師として18年以上の経験を持つネイティブ・スピーカーで異文化コミュニケーションの専門家(米・仏・日)である筆者が紹介します。